こんばんは。
経営の足元固めは資金繰りから。
中小企業の資金繰り改革コンサルタントの
服部靖です。
今日は、内部崩壊について書きたいと思います。
なぜかというと、今クライアントの中で
こんなことが起きているからです。
昨夏にオーナーチェンジした会社がありました。
営業不振だったためですが、新オーナーは
営業担当者を鳴り物入りで連れてきました。
彼にほぼ全権を委任した形で新体制は
スタートしました。
当初は仕入ルートの整理、雇用条件の整備など
会社内部のこともやりますと言ったために
任せていました。
ところが、2か月3か月経っても一向に
内部体制が整わず、営業に行きません。
会社は火の車です。
本来、営業のテコ入れをするために
雇った社員が、いつの間にか権限を
振りかざし始めています。
営業に出ないから資金繰りも厳しいのに、
支払いの請求書を抱え込み、まとめて
出してくる始末。これでは資金繰りの
組みようがありません。
何がいけなかったのでしょうか?
それは権限の分掌がきちんとされていない
ことと、新オーナーがこの営業マンに暗黙の
了解で大きな権限を与えたことにあると
思います。
今ならまだ間に合います。
これ以上様子を見ていると、社内不正も
起きかねません。
傷が広がらないうちに、オーナーに
話をして営業担当の処遇を決めて
もらいます。
中小企業の場合、内部権限が明確に
分かれていなく、また
ジョブローテーションをする
程の規模にないため、
一度悪い方に転がり始めると
そのままずっとというケースに
なりがちです。
中小企業だからこそ、社長が目を光らせる
必要があるのです。
誰かに任せている場合ではありません。
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