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Channel: 社長の知らない資金繰りのカラクリ。会社と社長にお金を残す方法。
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時には率より額

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こんばんは。


「経営の足元固めは資金繰りから」


中小企業の資金繰り改革コンサルタントの


服部靖です。




今日は、


「時には率より額」ということで


書きたいと思います。




経営分析を行うと、粗利率、営業利益率、経常


利益率などの率という単語が出てきます。


そして、上述の指標は率が高いほうが優れていると


言われています。


果たしてそうでしょうか?



二つのプロジェクトを比較してみましょう。


Aプロジェクトは


売上が100で粗利率が40%です。


これに対しBプロジェクトは


売上が120で粗利率が35%だとします。


どちらを受注するか検討します。




では、再度、両プロジェクトを比較してみます。

Aプロジェクト

売上100

売上原価60

売上総利益40(粗利率40%)


これに対し、Bプロジェクトは

売上120

売上原価78

売上総利益42(粗利率 35%)

です。


AとBを比べると粗利率はAの方が高いです。


しかし、粗利の額はBの方が高いのが


分かると思います。



会社の目的は何でしょうか?



目標利益を達成することにあります。


そうであれば、粗利率が低くても粗利額の


大きいBプロジェクトを選択する考え方も


ありですね。



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